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メニューを考える

こんどの元日の昼間は母とふたりで実家でだらだらするので、いっちょわたしが料理しようと思ってメニューを考えたら、意外ととても愉しかった。母は料理が好きなほうではない。それは最近わかってきたことだ。私が子どもの頃はクリスマスにはブッシュドノエル、お正月にはかわいいおせち、ひな祭りにはちらし寿司と頑張っていたけど、ふだんの料理というのはそんなに好きでやってなかったんじゃないかと思う。夏はオニオンサラダに刺身に冷しゃぶにそうめん、土曜の昼は焼きそばか焼きうどんか炒飯、冬の料理はキムチ鍋に水炊きにすきやき(とにかく鍋)、というのがわたしの記憶にのこっている定番料理だった。少なくとも、ほぼ毎日新しいレシピに挑戦しているわたしの同居人に比べれば、料理へのテンションは低いと言える。わたしのほうは、その同居人のおかげで、食べることも料理することも、ずいぶん自然に勉強して愛着がわいてきていると思う。料理って年月をかければ、見ているだけで学べるのだ、やだ、言葉みたいじゃん。どんな料理研究家も、ずっと誰かの手を見ているのだと思う。