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週末は、雨ばかり降っていました。朝顔が、ぽんぽんとふたつ、突然に咲きました。透きとおるうすむらさきいろの。藍染めみたいに白くすじのはいった。そのつるの勢いはとまりました。根もとの葉っぱが黄いろく色褪せて肩を落としました。ヨウシュヤマゴボウは伸び放題のまま、落ち武者みたいにだらりとドウダンツツジにもたれかかったまま、黒いように濃い紫の実をつけ、それをウグイスが時々ついばみに来ます。
土曜日は絵本のために平日にかきためていたコンテを一枚ずつスケッチブックにかいていく作業。絵本は、道徳的になりたくない。だから、絵だけが力を持つように、と思い、そのむずかしさにハタと佇ちつくし、ぐるぐるまわり、突然気味に始まったこの自分の「絵をかく」という作業に不安になったりして、でもかかなければ何も始まらない、かいてしまえばそれは何かではあるので、かけばいいのだ、ただかけば、絵だろうと、ことばだろうと、と改めて思います。(私はカフカの文庫の口絵の、カフカ自身のかいた絵を思い出しています、線でかかれたヒトの姿態、いろんなポーズの、何かをしている途中の、あるいは、何かを始めるところの。)
日曜日は暗い雨のなか、本やノートやパソコンのいっさいをかついでドトールへ。熱いコーヒーをのんで、ブランショの「文学空間」を数ページ読みました。