Berlin, DAY1.

ノイケルンのアパートはとても静かだ。着いてすぐ、もとこさんとミケーレが用意してくれた夕飯、いのししのブルストや生ハムやチーズやパン、ドイツビールを飲んで、食べた。洗礼のような、濃い強い味。

夕飯のあと、ミケーレのために英語で、翻訳してきた詩をひとつ読んだ。テンペルホーフ主義宣言。うまく読めた。思ったより、よい出来だったので嬉しい。18日にはピコブックスで朗読会がある。こんなにとんとん拍子に決まるとは思ってもみなかった。

空港からシャトルバスでアレキサンダー広場に着いた途端、2年前にここで数日間過ごしたときの感じがぜんぶよみがえってきた。地下鉄の切符の買いかた、駅前の人混みのここちよさ、ルターの教会の近くで寄付を巻きあげられたこと。ここは涼しくて、もう自分の街のように思える。東京の暑さを、もう忘れている。

 

http://instagram.com/p/rtNOwkFNjT/