ピクルス・ピクルス・ルルルルル

日曜日、サイト制作のお礼にこっぺのなっつから食べものをいただいた。みょうがとごぼうのピクルス、グレープフルーツジャム、さらっとしたミルクジャム、それからいちごチョコののっていたりする、かわいいスコーン。打合せのとき「お金はいらないよー」って言ったら、わたしの好きな食べものを作るって言ってくれた。わたしは「漬けものが好きなので、ピクルスがいいな」と言った。そうしたら、日曜日、大きな瓶にいっぱいに詰まったみょうがとごぼうのピクルスが出来上がってた。とてもとても嬉しい。
フードコーディネートという仕事は、もしかしてももしかしなくても、デザインの仕事なんだなぁ。びんの中に整列したみょうがたちごぼうたちを見て、瓶の蓋にかぶさっていた素敵な布を見て、そう思った。「なにたべた?」を読みながら、食べることは楽しさと大変さの表裏一体なんだとしみじみ感じていたから、こうしてきちんと食べものを並べること、ラッピングすること、それを仕事にしているなっつはすごい、と思った。カフェで働いていると早食いになる、となっつが言っていた。食べる楽しさを人に与えるということは、その分、食べる大変さを自分が引き受けるということなのかもしれない。わからない。わたしたちが食べるものは生きているものだから、食べるものをつくる人は、生きているものと戦わなくちゃいけない。でも、食べるものをつくることのみならず、食べることそのものだって、生きているものと戦うことだ。そのことを考えると、ときどき、ベジタリアンの気持ちがわかる気がする。
月曜日、仕事が忙しかったので、昼のお腹をまぎらわすためにスコーンを食べた。しっとりしていておいしくて、2ついっぺんに食べた。その夜、はじーがイタリアンハンバーグを作ったので、その付け合せにピクルスを出した。ビールと、ピクルスと、ぶあついトマトソースのハンバーグ。素晴らしかった。今朝の朝食は、ベランダで食べた。最近、晴れて暖かい日は、ベランダで朝食を食べている。牛乳、りんごジュースの残り、みお家のパセリ入りスクランブルエッグ。食パンにグレープフルーツジャムを塗って食べた。甘くなくて、サワーっとした、いい匂い。今度は、ヨーグルトにも入れよう。