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休日だけど、休日じゃない

土曜日、国立NOTTSへ、髪を切りに。そのあと、NOTTSで教えてもらった「黄色い鳥器店」という器屋さんへ行ってみることにした。国立はNOTTSよりも立川方面へ歩いていってみたことがなかった。線路沿いの住宅街の道に、のんびりんとやっている感じのお店がひとつ、ひとつ、並んでいて、しばらく行くと「フジカワエハガキ」というちいさな、風情のある錆びたブリキの看板をかけているおうちがあって、扉があいていて、思わず、足を踏みいれた。いろんな大きさの紙に、いろんな大きさの絵。たくさんある。ものおとがして、この方がフジカワさんなのだろうな、ぴりっと穏やかな感じの男性が奥から出てきて、作品をそれぞれ紹介してくれているうちに、お友達らしい女の子が来た。それは緑の毛糸の帽子をかぶって、太陽堂という無店舗のお菓子屋さんをやっている女の子で、こんど高知に行くといっていた。高知には「ワルン」というよいカフェがあるらしい。それでわたしは、尾道に行ったとき発見して、でもやってなくて入れずじまいだった「やまねこカフェ」のことを思いだしたけど、話しそびれてしまった(やまねこカフェ、いま調べたら食べログのレビューが2009年のまでしかない、まだやってるかな、心配だな)。
彼女の出現までまるまる含めて、そこにあるものはみんなかわゆくしっくりきているアトリエ兼店舗で、午後の陽がぽかぽかあたって、わたしはなんだかなりゆきでお茶と太陽堂のクッキーまでいただいてほっかりし、それからいろいろ眺めているうちにどうも目が合うエハガキを一枚と、フランス製のインクペンのペン先を、フジカワさんから買った。いろいろ試し書きさせてもらったペン先は、どれもこれもかきあじが少しずつ違って、おもしろい。いちばん、なめらかにかけたのが、フランス製のだった。試し書きしながらいろいろ思いついた言葉を書き並べていったら、なんか詩っぽいものになった(けっして詩ではない)。そういうふうに、いきあたりばったりに言葉になるのも、なかなかいいもんだなと思った。こんどはもう少し心構えして訪ねて、色のある原画をじっくり選んで、買ってみたいとおもった。
日曜日は参宮橋のだいすきなパン屋「ラ・セゾン」でパンと飲みものを買って、代々木公園へ歩いていった。はじーと。公園の駐車場にはいるために、車が列をつくっている。わたしたちと前後して、こーけいじあんの裕福そうな家族が二組、ままはままどうしベビーカーを押しながら、だでぃーはだでぃーどうし荷物をかつぎながら、(たいへん標準的なという意味で)うつくしい英語で何か喋りながら、ぷらぷらと公園に入っていった。その子どもは自転車に乗って、ままたちとだでぃーたちの間を行ったり来たりしていた。
菜の花入りのさっくさっくのコロッケパンと、タイムとザワークラウトとハーブのウィンナーの香りがものすごくて、食べるたびに「おいしい」と連呼してしまう調理パンを食べて、それから、公園をつっきって、原宿へ抜けた。H&Mではじーのジーンズとシャツ、ホアナでTシャツワンピース、CHUMSで山用の帽子を買った。うっしっしっし。帰りがけに原宿餃子房の隣のアジア料理屋で、小さい瓶ビール一本ずつと、豚レバーの前菜と、サンバルチャーハンをつまんで、帰りもまた代々木公園沿いを歩いて、ナイキ主催のバスケの大会をやっているのに遭遇してそれを閉会まで眺めたりして、日が暮れるころに最寄りのドトールへ入って、気のすむまで読書して帰ってきた。なんとまー、日曜日然とした日曜日ですこと! 帰りにもやっぱり、自転車に乗るこーけいじあんの子どもを見た。
火曜日、仕事終わり、ひさびさの、4の会(ベケットの「QUAD」をやってみる会)。まずみんなでヨガの「太陽礼拝」をやって、シリーズ2まで歩いてみた。試行錯誤しながらでも、この会の着地点がみえてきた感じで、よかった。次回は撮影してみることになった。最後は妊娠の話とガガーリンの話になった。どちらも同じくらい遠いことのようにおもえた。