ゴーヤの芽芽芽

ごーるでんうぃーくのあいだに種を撒いたゴーヤの芽がみっつ出ている。よっつめも土の隙間に首ねっこがもう見えている。種はアースデーのとき、代々木公園のイベント会場の入口で大入り袋みたいなのに入ってもらった種だ。種は11つぶ入ってた、うちのプランターにぜんぶ埋めるとちょっと混み気味である、だけどぜんぶ埋めてしまった。想像していたのよりたくましくにょっきらと太い茎だ。そのそばに、ぱっかんと割れた六角形の種の片面が誰かの忘れていった甲羅みたいにころがってる。ふたばはまだ腰だけ土から出してるばかりだ。みずみずしい。みずみずしい。みずみずしい、白と緑のあいだのいろ。ゴーヤがゴーヤという名前になる前のいろ。名前になる前の植物はどれもみな同じいろをしている。わたしはベランダで朝の陽を浴びてアイスクリームをたべた。マリービスケットでバニラアイスが挟んであるアイスクリームだ。それからデジカメのマクロモードで芽の写真を撮った。つい最近まで、なぜか新しいデジカメがほしくてたまらなかったのだけど、鴨川でシャチの写真もラッコの動画もと活躍したこのnikon COOLPIX600にみちみちと愛着がわき、カメラ購入願望はいまのところ治まっている。それにしてももっちーの持っていたソニーのデジカメのズームっぷりは凄かった。凄すぎて、なんかエッチだった。プールのあんな向こうにいるシャチの口腔まで見えるなんて、だ。いちばん大きいお母さんシャチは、ずらっと並んだ右の歯がほとんど虫歯で、まっくろに削れていた。
ゴーヤは、まえに観賞用のトウガラシを植えてあった土を整えて埋めた。そしたら、ゴーヤの芽のすぐそばに、そのトウガラシの枯れた房の中に眠っていた種から出た芽もぴちぴちと生えている(白状すれば、きのうも芽の写真を撮ったのだ、きのうはそれがゴーヤだと思って、こんなに細ッこい芽を立派なゴーヤに育てられるかしらとどぎまぎしたのだ。そうしたらそれが、きょう出てきた芽と全然違うので、トウガラシだとわかったのだ)。晴れている。
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(右のちびこいのがトウガラシ↑)
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