粉を買う

ここ数日、ここになにをかけばいいか、ぱたっとわからなくなって、かいてなかった。(Naked Cafe レシピ編には、ホットピーチのことをかいた。)いま伊藤比呂美さんのブログ(伊藤製作所「豆畑支所」)を読んだら、わたしはわたしがきのうは午前四時に寝て、きょうは昼の一時に起きたことを思い出した。へんな時間の睡眠だけど、9時間も、よく眠った。起きてすぐ、天気予報で予想していたよりも肌寒くて、がっかりしたのだった。はじーが起きるまで、野菜ジュースを飲み、絵をすこしかいた、というより、線を何本か引いた。はじーは3時過ぎに起き、それから一緒に買いものに出たら、ミケさんが定位置にいた。ミケさんは呼ぶと来てくれる、優しい。
わたしは「ホノカアボーイ」でみてどうしても食べたくなってしまったマラサダをきょう作るときのう決めていたので、薄力粉と強力粉とドライイーストとグラニュー糖とエバミルクを買った。粉を買うのは粘土とか紙を買うのに似ている。それを全然ちがう形に自分の手でする、その嬉しさがふくふくとある。それから、粉をこねていると、最初はべたべた手にくっついてたのが、グルテンが効いてきてまとまりがよくなり、手についていた分も吸着してくれて、手が自然ときれいになってくるときの嬉しさも。めん棒は買い忘れたのでワイン瓶を拭いて代用。プログラムに載っていたレシピの半分の量で作ろうとして、最初の分量を失敗したものの、あとからの調整でじゅうぶんなんとかなった。全部で15こ、映画と同じ色に揚がって、一口めの「カフっ」という音も映画そっくりだった。はじーは10こくらい、わたしは5こくらいの割合で、ぱくぱく、全部食べた。

ホノカアボーイ オリジナル・サウンドトラック

ホノカアボーイ オリジナル・サウンドトラック

いたちさんの おみせで にんきのあるものは、
やきたての パンより、つくりたての おかしより、
おたんじょうびの「あなたの かたちの ケーキ」です。

もりのおかしやさん (もりはおもしろランド( 2))

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