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マルジェラ・麻婆

恵比寿にあるマルタン・マルジェラの移転した方のメゾンに初めて行く(わたしはすこし気合いがはいって、今年気に入っている黒のマントとsousouの長手袋、紺ズボンに赤いタータンチェックの足袋靴、聖子さんにもらった薄ピンクの首巻きの格好)。そしたら、十二万円もする革の、ぶどう色のショルダーバッグが本気でほしくなってしまい、それを声に出して言ってしまったら、あの白衣を着たお店のお姉さんが熱心に説明しにきてくれるので、こまってしまう。それにこの日は、はじーを含む男の子たち四人と行ったりしたので、わたしはすっかり自分が女子のファッションを堪能できる身であることの優越感に浸ったりしてダメ、あやうくほんとうに買ってしまうところだった。でもほんとうに素敵なバッグだったのだ。「いつか買う」とみんなに言いながら、「いつかではなく、来年中に」と、言わずに心に誓う。それから十八番で立ち呑み一杯、お茶の水に移動して、麻婆豆腐が絶品という中華料理屋に連れていってもらう。甘さと辛さの振れ幅が大きくておいしい四川の麻婆豆腐、ピータン、とり、ぶた。そのうちじわじわ辛さがきて、たまらずご飯ひと椀注文して、はじーに分けもせずに食べてしまう。最後は杏仁豆腐、これはちょっと固め。
それで一度別れたあと、もっちーがよしながふみの「きのう何食べた?」を貸し忘れた、といってビールやカレーパンとピロシキやらを買ってうちに来て、続きのおうちパーティーに突入。「空の境界」というアニメも借りてきているので三人でちゃちゃいれながらそれを観て(でもこのアニメの効果音の懲りかたはすごい)、それから前夜寝ていなかったはじーが居間で寝はじめるともっちーは初音ミクのお薦めのニコ動をわたしのポンコツibookでいちから説明しながら見せてくれ、それらの曲はほんとうによくできているし耳に残る、ニコ動のコメントというものをわたしはそれで初めてまじまじ読む。わたしの眠気が限界になってくるのとほぼ同時にはじーが起きて、それからもっちーはほぼ同じ順序でもうひとまわり、はじーに初音ミクを紹介したらしい。