ナンミン亜目

朝顔にとまっていたのは、オオツマグロヨコバイというのだった。今朝もまだとまっているから、オオツマグロナンミンヨコバイ。漢字でかくと、大端黒難民横這。室町時代のひとみたいだ。トウガラシの芽をひとつ植え替えた小さい鉢を持ちあげたら、そこにも避難していたものがあって、オオマルチビゴミムシダマシというのだった。これはオオマルナンミンチビゴミムシダマシ、大丸難民小塵虫騙だ。ふたりとも、金曜日の伐採でうちのベランダに難民申請した虫たちだから、ナンミン亜目だ。
いま、雨が降り出した音がしている。朝顔の種がふくらんできたみたい。