昨日

なでしこジャパンのリーグ戦を観に、駒沢公園へ。駅を出たところのマックで観戦しながら食べるためのハンバーガーやポテトを買う。カラスバトが地面に散らかったポテトの残骸を食べているうち、店の中に入ってきてしまう。店員の女の人が、必死に地団駄を踏んで、ハトを脅かして外に出そうとしても、ハトの方はうろうろするだけで、全然怖がらない。自動ドアを開けっ放しにしてあげた賢い人がいて、やっと外に、ほぼ垂直に飛び立って出る。
雨が降ったりやんだり、おぼつかない。わたしの折りたたみ傘一本しかなかったので、はじーはドラッグストアで保険としてしぶしぶビニール傘を一本買う。駒沢は緑がいっぱい。あと、女子高生や、スポーツをやっているらしいジャージ姿の中高生もいっぱい。車道はひろく、ときどき洋品店があって、全体的にリッチで余裕がある感じ。
駒沢公園に入ると、自転車や走っている人が多い。競技場の下がジムになっていて、ジムの隣ではエアロビをやっている。なんだかもうニューヨークみたいだ。公園から一段高くなった競技場の客席入り口の前はだだっぴろい広場になっていて、若い子たちがよさこいの練習をしたり、犬の散歩や子ども連れの家族が、縦横無尽に歩きまわっている。競技場に入ると、試合はもう始まっていて、前半を半分くらい折り返したところ。日テレベレーザアルビレックス新潟が一対一。前半のうちに両チームとももう一点ずつ入れて、二対二から後半戦になり、試合終了10分前にベレーザの荒川(なでしこジャパンでよく見る、ボンバーヘッドのフォワード)が決勝点を入れて、三対二でベレーザの勝ちとなった。みんなガッシリして、女子とは思えない体格の良さ。最後まで走り続けてだれない。すごい持久力である。試合が終わると、はじーがなでしこのオフィシャルガイドブックがほしいというので、係の中学生たちが並んでいる机まで行って「これを一冊ください」と言うと、四五人にとり囲まれて、大きな声で「ありがとうございまーす!」と言われる。それからベレーザの選手二人のサイン会に長い列ができた。前の方には小さい女の子がいっぱい、後ろの方におじさんたちが並んで、いい順序だ。そのサイン会の、嬉しそうな人たちや、握手してもらったことを自慢しあう女の子たちや、澤のきれいに筋肉のついた脚をしばらく眺めてから、自由が丘に向かって歩きだした。
自由が丘はミス自由が丘のお祭りで、緑道にいろんな種類のビールやおつまみを出す出店が出ている。賑やかで、街の見本のような活気がある。
・茶の子で、はじーはブラジルコーヒー、わたしはアイスダブルベリーティーを飲んで読書。読みかけだった「月とかがり火」を途中から読む。ふたりで1070円。
無印良品で、フライパンのふた(26cm)を買う。1100円。
・東京書房(古書店)を覗く。何も買わずに出てくる。
・マクドナルドで、もう少々読書。ちゃらいハウスがかかっている。
「明日かあさっての夜、鰻を食べに行きたい」とわたしが言うと、「今日でもいいよ? 自由が丘にもあるよ」とはじー。じゃあ早速行こうってことになって、駅の反対側にある年季の入った鰻屋さんに入った。細長いコの字型のカウンターの奥に入って、ビール、蒲焼き、きも焼き、塩焼き、からくり焼き、お新香、ひや、ふたりで3200円。わさびをちょっとつけて食べる塩焼きのおいしいこと!! 大満足で帰る。帰りがてら買いものして、うちでシシカバブをつくって食べる。それもおいしかった。長い嬉しい一日。